今日は外壁のカバーリング工事がありました。
西面の外壁が傷んできたため、改修を行います。
カバーリングは外壁の上から外壁を張ります。
カバーリングは外壁処分のゴミが削減で来たり、工期が短縮で来たり、上張り分家が温かくなったりと利点も多くありますが、基本的には外壁の上から外壁を張ることは注意が必要です。
1つは窓周りです。
基本的に外壁面より窓枠が外に出ていなければいけません。
↑少し分かり難いですが、サッシの枠が外壁より外側に出ています。
上から外壁を張ることでサッシの枠が外壁の内側に入ると雨が吹き込んでくる可能性があります。
その為、窓枠を板金で巻いて雨の侵入を防ぐようにします。
もう1つは外壁の内側の下地の確認ができません。
下地を確認できないため、内部の問題点を確認できません。
その為、外壁面から状況を判断しなければなりません。
施工時に注意が必要な工法です。
しかし、今回の外壁が傷んでいた施工面には窓がありませんでした。
西面で風が強い場所だったのでお施主さんが新築時に窓を設けなかったそうです。
そして、外壁を釘で打ち付けていましたが、釘がしっかり下地に打ち込まれていて、外壁の「浮き」がほとんどありませんでした。下地がしっかりしていて釘が効いていました。
↑また、隣地のお宅がすぐそばにある狭小地だったので、施工難易度の高い現場だったので窓が無くて助かりました。
鉄板サイディングは軽量なので狭小地での作業では適していますね。
つづく。
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