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第3420回:和室の荒床の張替え

新築工事も進んでいる中、大工部隊を分けて、リフォーム工事も進めています。

お施主様から連絡があり、畳が沈むので見てほしいとのことで伺ってきました。

↓こちらです

畳を剥がすと、下地のベニアが出てきました。
こちらのベニアが沈む原因です。
ベニアは複数枚の薄い木材を接着剤で重ねています。
そのベニアの接着剤が経年劣化で剥がれてしまったようです。

年末年始の長期休暇に息子さん家族が帰省するのでそれまでに直してほしいとご相談を頂きました。

それでは現場に入ります

↓畳を剥がしました

こちらがベニアですね。

↓べニアを剥がします

床下部分が出てきました。
昔の床下なので、土間コンクリートもなく、根太の間に断熱材もありませんでした。
床下の湿気が上がってきて、それがベニアを肌別れさせていたと思われます。

幸い、下地の根太の状態もよく、シロアリ被害も無かったので、それについてはひと安心です。

↓現場はベテランに品田さんに対応してもらっています


↓根太間に断熱材を敷き詰めます

こちらはネオマフォームの30mmを根太間に敷き込みました。
布団で寝るときに床からの底冷えを抑えるための断熱材です。

↓床の畳下地は杉板で敷き詰めます

ベニアと違い、無垢の杉板なので、湿気による接着剤の肌別れの心配もありません。
ここ数か月、ベニアの金額が高くなっているので、無垢の杉板と価格的には大きな差が無いので、長期的な視点で杉板を提案しましたよ。

↓じゃんじゃん敷き詰めます



↓そして畳を敷いて完成です
    
仕上がりは全く一緒ですが、ここで就寝した時に温度の体感は変わるので、年末年始の帰省を楽しみにしていてください。

つづく。

第一建築業

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