『剣野町の家』の現場です。
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第3418回:『剣野町の家』杉板(外壁)塗装工事
LDKの勾配天井を板張りにしたいと思いあれこれカタログを見ていました。
そして、これがいい!と思ったのが桧(ヒノキ)でした。
しかし、お値段も素晴らしく高くて…。
設計の大関さんにパインはどうですか?と言われたのですが、パインはどうも節が気になってしまって…、松もいいな♪と思ったのですが、松ヤニが出るのでは?とかいろいろと考えた結果、杉板を張ることにしました。
そこで、杉板を見るために柏崎市内の朝日木材さんへ行ってきました!
↓こちらが杉の羽目板です
手前が上小の杉板、そして、奥が節ありの杉板です。
なるべく節のない方が好みなので、上小を選びました。
上小は小指の爪くらいの大きさの節しかない材料を言います。
しかし、朝日木材の遠藤さんはとても目利きで、ほぼ節無しに近いもので上小を用意してくれました!
いつもありがとうございます!
ちなみに、天井板の幅は床板と同じ幅にしてあります。
↓こちらは羽目板の継ぎ目、実(さね)の加工です
『本実加工』・『突き付け』などと言います。
継ぎ目の凹凸がほとんど無いつなぎ方です。
↓そしてこちらは、『相じゃくり加工』・『目透かし加工』などと言います
木の色が濃くて分かりづらいかもしれませんが、継ぎ目に凹凸があります。
側面から撮影すればよかったですね。
今回は施工のし易さなども考慮し、上の『目透かし加工』にすることにしました。
仕様も決まり、時間があったので工場見学をさせていただきました😄
↓加工前の丸太です
↓加工した材木は天然乾燥するそうです
天気のいい日が続く時は外に出し、悪天候が続く時は屋根のある所に移動させたりと、
時間と手間がかかりますね。
↓含水率の違う木材を持って重さを確認したりしました
木材は含水率が20%以下になるまで天然乾燥させるそうです。
↓こちらの木材達を加工してもらいます
なるべく白木がいい。と、わがままを言っている事務員です。
以前は、床柱などを見にお施主さんが工場に来ることもあったそうですが、最近は減ったそうです。
↓後日、加工した羽目板を見に行ってもらいました
事務員は当日予定があり行けず、大関さんに確認してもらいました。
↓こちらをLDKの天井と、軒天に使用したいと思います
朝日木材さん、わがままに答えていただきありがとうございました😊
↓『剣野町の家』のコンセプトはこちら
『剣野町の家』新築工事始まりました
つづく。
第一建築業