今日は車庫の外壁修繕がありました。
↑写真は「下見板(したみいた)」の外壁です。
昔ながらの日本家屋住宅によく見られます。
今でもこの下見板の外壁を張る住宅はよくあるんですよ。
迫力があり、味も出てきます。
今回は下見板の一部が経年劣化で傷んできたので一部交換をしました。
色が違う部分が修繕箇所です。
一定の間隔で縦に細長い材料が入っています。
これは「押縁(おしぶち)」と言います。
材料を上から押さえて固定し、下見板の継ぎ目を隠します。
今回は一部修繕だったので部分的に直していますが、既存の部分と新しい部分が斜めになっちるのがわかるでしょうか?
見栄えとしてはおかしく映るかもしれませんが、このように斜めにすることで、継ぎ手の「水捌け」を良くするんです。
平らに繋げてしまうと、継ぎ目の部分に雨水が残り、そこから雨水がしみ込みます。
斜めにすることで継ぎ目の雨水を溜まらないようにしています。
斜めの切り口も塗装をしてしまえば目立ちません。
材料を長持ちさせるための職人技です。
つづく。