今日は『太陽に素直な家』の外壁の変化についてご報告したいと思います。
↓こちらは2022年の変化の様子です
第3009回:『太陽に素直な家』杉板の外壁の経年変化
杉板の外壁の魅力は張ってからの杉板の色の変化です。
最終的にはグレー化しますが、それまでの経年変化は家の成長の一つなので変わっていく外壁を楽しんでもらえると、いいなと思い、記事にしています。
↓初めは工事中の外壁を張って足場を撤去した直後です(2020年12月1日)です
↓現在(2023年8月16日18時頃)の東面です
撮影時が夕方なので、少しくらいですが、去年よりグレー化は進んでいますね。
2階の軒、玄関ポーチが出ているので、雨のかからない所で色の濃淡が良く出ています。
↓こちらは南面です
↓南面も軒及び庇の有り・無しで色味が違っています
簾も使用して2年目なので、全体的に色味が似てきている印象です。
西風の影響か、庇の中も斜めに色味が変わっていますね。
↓こちらは西面です
こちらも1階部分はグレー化していますね。
↓そしてこちらが北面です
昨年同様、北面が一番グレー化していました。
今年気付いた点です。
↓北面の外壁のアップです
北面は杉板の表面の繊維(?)のようなものが出ていました。
材木屋さんに相談したのですが、杉板の表面の繊維、もしくは外の風に乗ったゴミのようなものが付着したのではとのこと。
↓手で擦ると、取れます
↓北面でまったく日が当たらないからなのでしょうかね。。。
↓ちなみに、日が当たらない南面の軒裏の杉板ではそのような繊維は見られませんでした
陽の光だけではなく、やはり風による付着物の可能性が高いのかもしれませんね。
↓最後は杉板の表面アップです
黒い線で少しひび割れが出ていますね
↓もう1枚
杉板は伐採後も伸縮を繰り返すのでコーキングの近くは伸縮の関係でひび割れがおきているのかと思います。
↓杉板の継ぎ目部分です
1mm満たない程度ですいています。杉板の内側は通気層があり、雨などが入ってもそこから抜けますし、躯体には防水シートを張っているのでそこまで気にする必要はないと思っています。
↓1カ所抜け節があったので、養生テープで塞ぎました
アップだと目立ちますが、遠くから見ると目立たなかったので、とりあえず、このままにしたいと思います。
杉板の外壁は年月が経つ中で楽しみながら採用できるので、おススメです。
つづく。
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