今日は10時からお引き渡しがありました。
お引き渡しはその名の通り、完成した建物を我々からお客さんに引き渡すことです。
実際にどんなことをするかと言えば・・・
・建物を見てもらい、要望が満たされているか
・気になる点が無いか
・建物の住宅設備の使い方について説明する
・鍵をお渡しする
鍵をお渡しした直後、写真を撮らせてもらいました。
今回の工事は色々勉強になった工事なんですが、不思議な「縁」もあったんです。
今年の3月頃、まだ、この工事のお話を頂く前に、あるお客さんのお宅へ向かっている途中でした。
ちょっと時間に遅れそうだったので、近道を車で急いでいました。
そしたら、少し前の歩道側に大きな犬が見えました。
よくみると犬だけで、迷子かな?っと。
危ないなぁっと思って大きくよけて通行しようとしたら、その犬が僕の車に向かってくるんです。
慌てて、ハンドルを切ったんですが、犬はこちらに向かってきて、
「あぶないっ!」っと急ブレーキをかけました。
タイヤのゴムがすれる音がして、「もしかして・・・」と思い、
車を運転していて、初めてあんなに汗をかいたことはありません。
でも、犬は車の前にひょこっと出てきてくれました。
よかったと思ったら、遠くから男の人が、「すみません!大丈夫ですか!」っと声をかけてきました。
「うちの犬、自動車に向かっていくんです、すみません・・・」と言われて、まぁ何もなくてよかったと現場に向かいました。
(その後、すごい安全運転になりました)
そして、そんなコトも忘れた5月中旬、弊社の社長から新築のお話が来たから、話を聞いてきてくれと言われ、現場に向かいました。
おばあちゃんと会話をして、次の日、お父さん(お施主さん)と話をしました。
色々話をして、お店の奥を見せてもらったら、大きな犬がいて。。。
もしかして・・・と思い、お父さんに聞いてみました。
僕)「以前、この犬、引かれそうになりませんでした?」
お父さん)「あぁ、ありました」
僕)「すみません、それ、オレです。。。」
お父さんも憶えていて(当たり前ですよね、愛犬がひかれそうになるんだから)、あの時はすみませんでしたと話したコトがありました。
色々なところで繋がっているんだなぁと思い、始まった、今回の建物。
特殊建築物(住宅ではなく、お店や公会堂など)なので、色々な制約があり、
市役所に行ったり、ガス水道局に行ったり、消防署に行ったり、保健所に行ったり、衛生管理センターに電話したり、機器メーカーとやりとりしたり、と色々勉強させてもらいました。
もう少し作業は続きますが、短い工期で多くの経験が出来た建物でした。
つづく。