昨日に引き続き、新築住宅の建て方、2日目です。
恒例の工事の安全を祈願しつつ、お神酒を頂きます。
まずは2階の「屋起こし(やおこし)」からスタートです。
「屋起こし」とは建て物の「立ち」を確認します。
柱を建てた直後はまだ建て物が傾いている場合があるんです、それを調整し、地面に対して垂直になるようにします。
その後、小屋組み(こやぐみ)です。
今回は「切妻(きりつま)屋根」です。
建て物の中心から屋根が両側に流れる屋根です。
中心の位置にくる材料を「棟木(むなぎ)」と呼びます。
一番高い場所に架かっている材料が「棟木」です。
各材料を金物で固定した後は「雲筋交い(くもすじかい)」を取り付けます。
斜めに取り付けられている材料です。
これで、小屋裏の「立ち」を調整します。
続いて「垂木(たるき)」を並べます。
鼻先の長さを揃えています。
写真に登場しました、この現場の棟梁(とうりょう)」です。
「棟梁」とは大工さんの親方を指します。
現場での大工さんの配置、材料の搬入、細かい納まりの確認など現場での作業の流れを指示します。
棟梁が和室や階段などの家の中心を組んでいます。
この上に屋根下地を敷いていきます。
省きますが、なんとか本屋の屋根が完成し、上棟式を向かえます。
「御幣(ごへい、紅白の飾りが付いた木の串です、「へいそく」とも呼びます)」を立てて御進物をささげます。
「隅餅(すみもち)」も置きますよ。
多くのご近所の方が集まって頂き、餅まきを行い終了となりました。
(すみません、写真が間に合いませんでした。。。)
うれしいことは多くのみなさんで分かち合いたいですね。
参加していただいた皆さん、ありがとうございました。
今後はこの住宅の仕組みやこだわりなどをお伝えしていきたいと思います。
つづく。