秋晴れの中、建て方が行われました。
今年は天気周りに恵まれています。
朝一番に、施主さんと一緒にお神酒を頂いて、工事の無事を祈願します。
(お酒はなめる程度です)
その後、工事が始まります。
既に先週、土台敷きを完了しておいたので、養生のブルーシートを取り外して柱を建てます。
杉の4寸角(12cm×12cm)です。
材料にはすべて、番号が振ってあります。
これを「番付(ばんづけ)」と呼びます。
X方向に「い」「ろ」「は」「に」「ほ」「へ」「と」・・・と続いていきます。
Y方向に「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」・・・と続いていきます。
この組み合わせで建て物の座標位置が決まります。
図面を参考に現場の職人さんたちが柱を並べます。
この住宅はパネル仕様です。
柱の間に入っている長方形の壁です。
壁にはそれぞれ強さが決められています。
使う材料や仕様によって異なります。
そして2階の床を組んでいます。
ちなみに、写真のこの方、この現場の設計者兼現場管理者です。
施主さんと打ち合わせを重ねて、世界に1つの設計図を描き上げました。
もちろん、建て方も参加します。
そして右手にもっている大きな木製の大きな木槌(きづち)、これは「かけや」と言います。
これで材料を叩いて組み立てます。
晴れの日は、かけやで叩く音が鳴り響いてとても活気が生まれます。
遠くまで響く、かけやの音が個人的に好きだったります。
ちなみに、このかけや、うちの大工さんの手作りなんですよ。
欅(けやき)の木槌です。
もう20年以上使っています
明日は屋根を組み立てます。
そして、上棟式へ。
つづく。