ピタゴラスの定理をご存知でしょうか?
またの名を三平方の定理ともいいます。
小学生の頃に習った数式です。
直角三角形の3辺の長さの関係を示す数式です。
直角三角形の斜辺の長さの乗数が他の2辺の乗数を足したものと同じくなる数式です。
(5×5 = 4×4 + 3×3です。)
実はこの数式、建築では良く使うんです。
何に使うのか?
これで建物の直角を調べます。
直角は「矩(かね)」とも言います。
「5」、「4」、「3」で直角三角形を作って建物の角の出すんです。
写真のX(横)方向を「4」にしてY(縦)方向を「3」として、斜辺が「5」の位置で合えば直角になります。
より正確な角度を出す場合は「オートレベル」などの精密機器を使用しますが、現場で大まかな位置を確認する時はとても必要な数式なんです。
小さい頃の勉強が大きくなっても役に立つ瞬間です。