今日は工場で材料の刻み作業がありました。
来週、建て方(木材の骨組みを組み立てる作業)を行う現場の材料を刻んでいます。
木材を加工することを「刻み(きざみ)」と言います。
刻みには大きく分けると2種類あります。
コンピュータに材料の寸法を入力し、加工させる方法、「プレカット」と言います。
機械で加工する為、工期が短縮でき、機械加工の為、加工のバラつきが抑えられます。
新築の場合はプレカットで骨組みを加工してもらいます。
もう1つは大工さんが材料一つ一つを加工する方法です。
墨を付け、電動工具、ノミ、ノコギリで加工します。
手間はかかりますが、状況に合せて対応できます。
どちらも「刻み」なのですが、うちの会社では手で加工することを「刻み」と呼んでいます。
今回はリフォームの為、プレカットより現場での応用の効く、「刻み」で材料を加工します。
写真はノミで付け土台のほぞ穴を開けています。
ほぞ穴に柱を挿します。
これは母屋の加工です。
この継ぎ手は「腰掛け蟻継ぎ」という継ぎ手の方法です。
継ぎ手は木材と木材の組み合わせの部分です。
金物の継ぎ手が主流ですが、やはり継ぎ手は材料同士の咬み合わせた方がしっくりします。
(その上で金物で緊結させます)
明日は柱の刻みです。