今日は先日、参加してきたセミナーについてご紹介します。
新潟市エコハウス推進チーム主催の『新潟市エコハウスセミナー』です。
新潟市エコハウス推進チームでは、新潟市における省エネ住宅の普及と地域独自の断熱基準の選定を目指して活動しております。
(note抜粋)
今回はその第1回セミナーでした。
省エネ住宅であるエコハウスをつくる上でさまざまなハードルとなる性能(気密、付加断熱、1種換気、太陽光等)をどうやって、お施主様に提案していけばよいかを実践しているエコワークス)小山様を講師に迎えたセミナーです。
ツイッターで情報を発見してから、現地参加で応募しました。
新潟市の工務店及び設計事務所が優先とありましたが、なんとか現地参加できました!
ありがとうございます!
↓第1部は新潟市です
ゼロカーボンシティ実現に向けた新潟市の取り組みの紹介でした。
新潟市は持ち家率(総務省 住宅・土地統計調査 平成30年より)は65.8%と高いのですが
太陽光発電設備のある住宅の割合は1.8%と政令指定都市のなかではワースト5と低い搭載率になっています。
※一番搭載率が高いのは浜松市の7.5%だそうです
新潟県は雪も多いし、晴れの日は年間168.7日と全国ワースト2位なので、しょうがないですよねと思っていました。
ちなみに晴れの日が多い県は香川県で249.5日、東京は220.3日でした。
↓そして第2部のエコワークス)小山社長の講演です
本当に貴重な話がたくさん聞けました!
小山社長はCOP27(エジプト)から帰ってきての講演だそうです。
ホントに貴重な話がたくさんで、全部は書ききれませんが、1つだけ。
太陽光の発電効率についてです。
東京都と新潟県だと発電効率はどれくらい違うのかを2020年と2021年の実データを基に紹介してもらいました。
その差は5%くらいしか違わないそうです。
新潟は曇りの日が多くて、太陽光の発電ができないイメージですが、実際のデータでは5月から10月までは新潟県の方が発電できているとのこと。
太陽光パネルはパネル温度が高くなりすぎると発電をやめてしまいます。
新潟県は冬場(12月から2月)までは発電が期待できませんが、年間で均すと東京都の発電の差は10%以下になります。
晴天日が東京都(220.3日/年)と新潟県(168.7日)と50日以上も晴天日が少ないのにです。
光熱費(電気代、ガス代)がここまで上昇してくると、自宅で使用する電気をできるだけ自分で賄える環境造りはとても重要になります。
↓第3部はトークセッションです
新潟のスーパー工務店のオーガニックスタジオ新潟の相模社長とまぢラボの石本さんでのトークセッション。
お施主様への提案のヒントをたくさんいただけた貴重なセミナーでした。
↓こどもみらい住宅支援事業が予算に達したので、受付終了になりました
つづく。
第一建築業