本日10月8日(土)から10日(月)まで『上田尻の家』の完成見学会を開催しております。
来場いただいたお客様、ありがとうございました。
本日も『上田尻の家』の家について、少し説明したいと思います。
今回は1つだけ。
『偏芯率』についてです。
建物には重さの中心の重心と、強さの重心の剛心があります。
重さの中心は建物の形から考えます。
↓重心は建物の中心を指します
住宅では正方形もしくは長方形の対角線の接点が重心になります。
↓ちなみに、建て物の形が変形している場合は
2つの四角形のそれぞれを対角線で結んで、重心を出します。
そう考えると、正方形もしくは長方形は重心設定がしやすいのでバランスが整いやすいと言えますね。
続いて、剛心についてです。
剛心は建物の地震や台風に耐える、構造用合板や筋交いとうい、耐力壁の配置から求めます。
耐力壁の量は建築基準法で必要量やバランスが決められています。
多ければ、災害に耐えれますが、実際にはそのバランスも重要になります。
建物の4面のうち、1面に耐力壁が多すぎると、その面で強さが大きくなり、建物に悪い影響を与えてしまいます。
偏芯率はその重心と剛心のバランスを示します。
南面の日射を確保すると、どうしても窓の配置が偏ってしまうため、剛心が偏ってしまいます。
今回の建物の重心と剛心の位置はほぼ中心部で揃うように耐力壁のバランスも整えました。
↓こちらが1階の偏芯率です
↓こちらが2階の偏芯率です
仕上がってからはわかりにくいですが、安心して暮らせる構造のバランスを整えています。
そんなことも見ていただけるとうれしいです。
お時間がありましたら、お待ちしております。
↓見学会の予約フォームです
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSezjoV9G3ROtAth7YdvFc-eu2eNpZ8UR32bp7CaihjI7Zb2GA/viewform
つづく。
第一建築業