平素、弊社のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
明日(10月8日)は弊社の『上田尻の家』の完成見学会を行います。
弊社のブログ記事の流れではまだ、完成していませんが、現場はほぼ完成を迎えております。
水道検査や電気の引っ込み検査も完了して、エコキュートの試運転も行い、電気も水もお湯も使えるようになっております。
(その記事はまたブログで紹介していきますね、記事が遅くてすみません。。。)
今日はそんな『上田尻の家』の見どころをご紹介させてください。
敷地条件としては東面に道路があり、西面に田んぼが広がっています。
田植え後は、西面、南面から田んぼがとてもきれいで、田んぼの奥に見える雑木林がとても素敵な景観でそれを窓から借景できるように計画しました。
建物は9(5間)×5.4(3間)mの延べ床面積100㎡(30坪)
東西に長く建物を取り、南面の日射を最大限に活かせるようにしました。
屋根の形状は片流れの南向きに軒が下がっています。
敷地の関係上、雪は屋根の上に載せる計画として、南向きの片流れにすることで屋根の上の雪が消えやすくなる様に考慮しました。
窓については南面に集中させて、バランスにも配慮しました。
南面の有効開口面積(各方位別の窓の面積を延べ床面積で除した数値)は15%と、耐力壁を確保する中で最大限取れるようにしました。
夏場の日射遮蔽も考慮し、2階は軒、1階は庇を設けています。
↓こちらは2022年8月22日9:14分ごろの南面の写真です
2階の窓は軒先で日射遮蔽して、1階も庇のおかげで窓の半分以上は日陰になっています。
※1階の庇ではすべての日射は遮蔽できませんが、庇に『簾(すだれ)』を取り付けてもらい、夏場は日射を遮蔽する計画です。
夏場はこの室内に入る太陽の日射が室内の温度を上げて、夕方には40度近い室温にしてしまいます。
冬場は日射を取り入れて、夏の昼間にできるだけ、日射を抑える工夫です。
間取りについては、LDKとサービスエリア(浴室、洗面室)は1階に配置し、2階がプライベートルームになっています。
2階プライベートルームは南面に大きな部屋として、子どもが大きくなったら、分割できるように照明、コンセント、窓、ドアの位置を調整しています。
物干しスペースは2階に確保して、乾いた後はそのままクローゼットに収納できる動線です。
性能については長期優良住宅認定が取れるように長期使用構造を確保しています。
耐震性能は耐震等級2で屋根の積雪荷重は積雪130cmで構造計算をしています。
※2022年10月から長期優良住宅の耐震性能は耐震等級3に変更になっています
↓こちらは木造住宅の倒壊解析のソフト『ウォールスタット』での解析結果です
当日は耐震等級1(確認申請で必要な耐震性能)と耐震等級2(積雪130cm)との地震が発生した時のシミュレーションも御覧になれますよ。
↓柏崎の各地域の積雪荷重についてはこちらです
https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/material/files/group/34/02sekisetsu.pdf
断熱性能はUa値0.58W/㎡・KでZEHOriented基準をクリアするように計画しました。
省エネ等級は5になります。
※2022年10月1日以降は等級7まであります。
↓こちらが評価書です
BELSは5段階評価で、★5つが最高位になります。
この数値が示すことは普通に新築を建てた場合より、電気などのエネルギー消費量が20%以上軽減していることを示しています。
光熱費が上昇しているので、どこまで家計の圧迫を抑えられるかは説明しにくいですが、エネルギー消費量を抑えた建物になっています。
この最大にメリットは現在、新築住宅を建てる場合にある一定の基準をくりあすると補助金を受け取ることができます。
『こどもみならい住宅支援事業』の基準をクリアしています。
今回の性能では最大の100万円の補助が受けれます。
※工事の完了期限及び予算ががありますので、すべての皆さんが受けれるとは限りません
この基準はクリアし、最近積雪量が増えた柏崎の積雪に対して、構造計算した建物です。
長々書きましたが、コロナ禍のウッドショック及びウクライナ侵攻以降(さらに円安)後の材料費高騰の中で、新しい生活を豊かにする家づくりで進めてきました。
お時間がありましたら、お待ちしております。
↓見学会の予約フォームです
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSezjoV9G3ROtAth7YdvFc-eu2eNpZ8UR32bp7CaihjI7Zb2GA/viewform
つづく。
第一建築業