『上田尻の家』の現場です。
↓先回はこちらをご覧ください
屋根ができたことで、外回りを塞ぐ前に金物の断熱被覆工事に入ります。
↓こちらは土台です
基礎と緊結するアンカーボルトが見えます。
アンカーボルトは鋼材ですので、木材に比べて熱を伝えやすいです。
鋼材の熱の伝導率が53(W/m・K)に対して、土台の木材(檜)は0.12(W/m・K)になります。
鋼材は木材より440倍以上熱を伝えやすいので、空気に触れたままにして施工すると、冬場の室内との温度差で結露が発生する可能性が高くなります。
そこで、発砲ウレタンで空気に触れないように充填して密閉します。
↓発砲ウレタンでモコモコになります
↓アンカーボルトです
こちらも同様にウレタンを吹きます
↓電気の配線を通すサヤ配管の貫通部分も
↓発泡ウレタンは膨らんで硬化してきます
↓膨らんだ部分は邪魔になるので、ノコギリやカッターでカットします
発砲ウレタンは本来、硬化した際、表面がスキン層として防湿機能を持っています。
しかし、カットしてしまうと防湿効果が無くなってしまいます。
↓そこで、気密防水テープで密閉します
カットしてしまった、スキン層の代わりとして弊社は気密防水テープを防水層として考えています。
実際の防湿層は別にありますが、局所単位でも、金物の断熱補強を実施していますよ。
つづく。
第一建築業