本日は以前にブログで紹介した『安田の醸造所』についてです。
↓先回はこちらをご覧ください
今回は『安田の醸造所』の耐震・外皮性能についてご紹介させていただきます。
・耐震等級2相当(非住宅の為、認定制度はありません)、積雪考慮200cm(柏崎市安田地域は積雪130cmで計算)
↓柏崎市の町名別積雪量一覧表からです
ここ数年は多くの自然災害で、お施主様の耐震性能についての要望も高くなってきています。
現在新築中の『荒浜の農園事務所』も相当クラスです(※事務所なので認定制度が無いため)
今回、新築予定の安田地区は今年(2020年度冬)の大雪でも1m以上の積雪がありました。
耐震等級3相当にすると、構造のコストが大幅に上がり、間取りの制限があるため、耐震等級2相当にして、代わりに安田地区の積雪量をクリアする200cmの積雪考慮で設計しました。
雪国新潟では耐震性能と積雪考慮のバランスが重要であると考えています。
↓構造のパースです
こちらはすべて木造です。
赤い材料は、高さ70cmの大きな梁です。この大きな梁が8本入ります。
・販売スペースは非公開ですが約21帖の販売場が併設される予定です
お楽しみにですね😊
・麹室(こうじむろ)は発酵に適した温湿度管理を容易にするため、UA値は0.29W/㎡Kです。
壁体内結露計算で確認しました。
↓壁体内結露計算のグラフです
室内が60℃、室外が0℃という厳しい状況で計算しました。
現場の様子は次回以降、ご紹介します。
つづく。
第一建築業