今日は先日の告知通り、庇の効果実験のブログを書きたいと思います。
↓今までの庇についてのブログは以下の通りです。
第2486回:庇の効果~事務所の外壁工事のその後1~(2020/05/14)
第2506回:庇の効果~事務所の外壁工事のその後2~(2020/06/24)
8月に入り、長梅雨も明け、30度を超える日が続いています。
実験の日は8月11日(火)です。
天気は晴れときどき曇りでした。
日の出時刻: 4時57分。
日の入時刻:18時42分
室内はエアコンをつけています。
↓外気温は35度越えの猛暑日でした。
今回は新しい情報を入手すべく新しいアイテムも使用しました。
↓表面温度系です。
今回はこれで表面温度も計測します。
では計測開始です。
↓AM8:53です
まだ、窓下は日射が入ってきていませんね。
↓AM9:22です。
ギリギリ日射は入ってきていません。
↓AM10:29です。
庇の下端から日射が入ってきました。
↓PM12:12です。
窓の半分以上に日射が入るようになりました。
↓ここで2階の事務所に入ります。
前回と同様に写真の
左側:簾あり
右側:簾なし
になっています。
↓室内側に日射が入ってきていますね。
↓簾がある方は日陰が出来ています。
↓日射は窓から24cm程度室内に入ってきています。
↓ここで簾なしの日射部分の表面温度を測ります。
40.6度です。窓枠部分はかなり高温になっています。
↓こちらは簾の下の窓枠の表面温度です。
27.3度です。13度も違いますね!
外部の簾で10度以上の温度差の効果がありすね!
↓PM13:25です。
↓簾なしの表面温度です。
1時間で3度上昇していました。
↓簾ありの部分も30.0度で2度上昇していました。
↓PM14:39です。
↓簾なしの部分は表面温度が56.5度です!
↓簾ありは28.9度です。
簾のあり/無しで室内の表面温度が2倍近く違います。
↓この時は室内側は窓枠からもっと内側の本棚まで日からが入ってきます。
床には飛び地で日射部分が出来ています。
↓飛び地で測ると窓から100cm程度まで日射が入っています。
↓PM15:32です。
しかし、ここで曇ってきてしまいました。。。
↓PM18:10です。
庇の効果というよりは外付けの簾の効果を示す実験になってしまいましたが、庇があることで外部簾も付けやすくなります。
気温が一番上がる14時台で2倍の温度差には驚きました。
※室内側はブラインドを解放した状態での測定です。ブラインドを下げていればもう少し温度は下がると考えられます。
教科書で学んだことを実際に実験で確認するのは面白いですね。
庇の実験は引き続き、行っていきたいと思います。
つづく。
第一建築業