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第814回:手摺(てすり)と下地(したじ)

今日は午後から手すりの取り付けに行ってきました。


まずは現地に行く前に下地の作成です。


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↑厚さ25mmの集成材を加工して下地を作ります。


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↑角はしっかり面取りします。


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↑今回は廊下の砂壁に手すりを取り付けます。

手摺を取り付ける場合には重要なのは下地です。

体が不自由な方は体を支えるために手すりに体を預けて動きます。

その為、しっかりした下地に固定していないと手すりが荷重を支えられなくて、手すりが外れてしまいます。

さらに、砂壁の場合、下地が効きません。

そこで、砂壁の下地として貫材が床付近、3尺(90cm)、6尺(180cm)の間隔に入っています。

(当時の施工にもよりますが、下地の木材が入っています)

そこを釘やビスで試し打ちして探します。


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↑その貫材の位置を確認して、集成材の手すり下地を取り付けます。


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↑その集成材の下地に手すりを取り付けます。

集成材の幅を広くしているのは、

1.壁の中の下地を確実に狙う

2.手摺の高さが高すぎたり、低すぎたりすると使い勝手が悪いので、手すりの高さを調整するため


です。


新築では手すりの取り付けが必要な場所(玄関、トイレ、階段など)に下地を入れておきますが、リフォームの場合は当時の施工が不明な部分もあるため、確実に施工するために見た目より使い勝手を優先しています。


つづく。


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