今日はお客さんから紹介して頂いたお客さんのお宅に伺ってきました。
雨の日に雨樋から雨がジャバジャバ溢れてくるので、見てほしいとのことでした。
たぶん、雨樋にゴミが溜まったんだろうと掃除道具を持って現場に伺いました。
現場に着いて屋根に上ってみると。。。
↑あれ、なんかおかしいな。。。
わかりますか?
雨樋には2種類あります。
写真のように横に取り付いている樋、「軒樋(のきとい)」と言います。
「軒樋」は屋根から落ちてくる雨等を受けて流します。
そして、もう1つ縦に取り付いている樋、「竪樋(たてとい)」と言います。
「竪樋」は軒樋で受けた水を地盤面に落とします。
写真を見てもらうと、「竪樋」が全くないんです。
8m近くの軒に竪樋がついていませんでした。
四方ぐるっと確認すると、竪樋が2か所ついていました。
斬新な設計です。。。
しかし、これでは軒樋で受けた雨水を竪樋に落としきれません。
軒樋はよく見ると、竪樋に向かって傾斜がついています。
緩やかに傾斜をつけて、竪樋に雨が落ちるようにしていますが、竪樋が少なければ、傾斜をきつくしないと竪樋まで雨水が流れません。
(また、逆に傾斜をつけすぎると、外観の印象が悪くなります。)
結局雨水が溢れて、オーバーフローしてしまいます。
お客さんにご報告して、板金屋さんに竪樋の追加をお願いしました。
↑途中で、雨水がとまってしまうので、樋には常に雨水が溜まり、ゴミが付きます。
ゴミが溜まれば、ゴミがダムのように雨水をせき止め、余計雨水が流れません。
↑ゴミを取り出しましたが、軒樋の傾斜が緩いため、雨水は残ってしまいます。
とりあえず、ゴミが溜まる前に竪樋を取り付けて対応したいと思います。
樋もバランスが大切です。
つづく。
【第一建築業のホームページ】