今日は昨年リフォームしたお客さんのお宅に伺ってきました。
お風呂と外壁のリフォーム工事をしたので、その後の使い勝手を教えて頂きました。
そして、今年に入ってからテレビの受信状態が思わしくないとのことでした。
特定のチャンネルが映りが良くないとのことで受信状態を調べてもらいました。
↑テレビの受信レベルを確認してみると、受信レベルが低いチャンネルがあります。
↑テレビのアンテナ線を確認すると特殊なユニットが使われていました。
これはテレビのアンテナ線を入れることに取りつく直列ユニットです。
テレビ屋さんに聞くと、これは中に抵抗がついていているタイプで、「ダミー」と呼ばれるユニットです。
なんでも受信した電波に抵抗をかけて受信レベルを下げるという特殊なユニットでした。
なぜこんなユニットがついていたのかは謎ですが、昔のアナログテレビはテレビ電波を各部屋に分配する際に分配すると分配したところで受信レベルが落ちてしまうという現象がありました。
しかし、分配したところから分かれた電波の受信レベルは落ちないという不思議な現象が。。。
【例】
アンテナ → ブースター → テレビA(分配) → テレビB
この時にテレビBの受信レベルは高いが、テレビAで受信レベルが下がるそうです。
そこで、テレビBの受信レベルを下げるために、直列ユニットに抵抗が入っている「ダミー」を取り付けていたようです。
アナログテレビの頃は受信状態が悪くてもなんとか画面が見えてましてが、デジタルテレビでは受信するデジタルの波形が崩れていると映らなくなってしまうそうです。
↑「ダミー」と言われる直列ユニットです。型番の最後に「R」がついているのが抵抗がついているタイプだそうです。
今回、抵抗のついていない直列ユニットに交換してもらいました。
他にも建物の立地、アンテナの向き、配線の太さなど、色々な条件で受信レベルが変わるそうです。
勉強になった1日でした。
つづく。
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