今日から新しいリフォーム現場が始まりました。
今回は床のバリアフリー(段差解消)工事です。
縁側の床が軋みだし、また、床板の色落ちも目立ってきたので、バリアフリーも行い、リフォームすることになりました。
↑施工前の状態です。
20年以上前に新築させて頂いた、お客さんのお宅です。
近年ではバリアフリーが標準的になってきていますが、昔は部屋ごとに「格」がありました。
その「格」の違いは床の高さで示されていたそうです。
客間や居間は廊下や縁側より床が高く施工されています。
また、トイレの床を廊下や縁側より下げたりしていました。
「客間、居間」>「廊下、縁側」>「トイレ」のような順序で各部屋に段差を設けていました。
また、そうすることで、廊下からのゴミが居室に入らないようにとも考えられていました。
段差にも理由があったんです。
今回、こちらのお宅では廊下と居室との段差が1寸(約30mm)です。
床板の軋みもあるので、この約30mmの段差を
3mmの床下地と
12mmの床下地合板と
12mmの仕上げフローリング
の27mmの高さで調整します。
実際は3mm足りないですが、経年劣化等の歪みもあるので、少し低めに設定するんですよ。
↑まずは3mmの床下地を敷きます。
↑そして、12mmの構造用合板を敷き詰めます。
合板とフローリングの2重床なので、今までより丈夫な床に仕上げます。
そして、これから、この上に仕上げのフローリングを敷いていきます。
つづく。
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