本日、ナカムラは建築士の定期講習を受講してきました。
弊社は工務店ですが、建築士事務所としても登録しており、3年以内に1度の定期講習が必要です。
建築基準法及び関係法令も毎年更新されているので、更新された法規を理解するために建築士事務所に登録している建築士は受講する必要があります。
↓過去にも何度かブログ記事にしていました。
第2695回:建築士の定期講習
第179回:定期講習
講習の最後には考査という試験もあるので、しっかり学びます。
法令の更新は世界の情勢が含まれます。
2050年のカーボンニュートラルに向けて、建築物の省エネ性能を向上させること。
省エネ設備を導入することで、建物の建蔽率や高さの制限が特例許可になったり。
そして、コロナ禍からの生活様式の変化として、リモートワークが推奨さるようになりました。
自宅に仕事部屋を作るにあたり、採光に有効な開口部面積(窓の大きさ)の基準がありますが、照明設備を完備することで緩和措置が出来たり。
国内で起きた火災などの事故から対策が行われています。
2021年に大阪市北区で起きたビル火災の影響から防火・避難経路の対策が求められたり。(これは現在、ガイドラインを基に調整してます)
2021年に東京都八王子市でおきた木造住宅の屋外階段の木材部分の腐朽により崩落事故から、防腐措置の明確化が必要になったり。
日本でおきた災害を受けて、法律は時代にあった形で更新されていくので、私たち建築士も新しい法規を踏まえて、日々の設計業務に向かう必要があります。
今回、『これからの建築士』としての建築士に期待される役割について考えさせられました。
以前から言われている多くの空き家の活用を含めて、ストックされた建築物をいかに活用していくかを考えながら、過去の建築物を今の時代に合わせて活用していかなければなりません。
まだまだ、建築の世界で仕事を続けるため、研鑽に努めていく所存です。
つづく。
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