今日は雪見障子の張り替えの現場です。
↑写真は雪見障子です。
これは下の部分が上に動くようになっています。
別名、「上げ下げ障子(あげさげしょうじ)」とも呼びます。
雪見障子は色々な意味があるそうですが、一般的には下の部分を上げると、ガラス張りから外の雪景色がみえるようにと考えられています。
今回は障子の張り替えです。
障子の張り替えは色々なところで金額が異なります。
金額の違いは材料の違い、工程の違いでもあります。
材料面では「タフトップ」と呼ばれる材料を使用しています。
一般的な障子紙よりも強度(建具屋さん情報では3倍から4倍と言われています)があります。
工程面では木枠の洗浄を行います。
水洗いをして、糊(のり)、汚れを落として乾燥させます。
下地処理をしっかりしてから新しい障子紙を張ります。
日数もかかりますが、仕上がりも格段に上がります。
工程を減らせば、金額も下がりますが、仕上がり具合もイマイチになってしまいます。
なんとなく、色気のある感じがしますね。
(個人的な意見ですが。。。)
最近は珍しい、書院(しょいん)の4枚戸と書院欄間です。
こちらも張り替えを行いました。
やはり和室は落ち着きますね。
つづく。