今日から「地盤改良」が始まりました。
「地盤改良」とは文字通り、地盤の弱い(沈下の可能性がある)土地を、建物が建っても耐えうる地盤に補強することです。
事前に「地盤調査」を行い、地盤の強さを確認します。
この時に、耐力のある地盤であれば、補強が不要ですが、弱い地盤の場合は補強を行います。
特に、田んぼ、畑を宅地として転用する場合には地盤が弱い傾向があります。
宅地として良い土地と田んぼ、畑として良い土地は逆の立場にあるのです。
(宅地としては締め固まった土地が良いのですが、畑や田んぼは空気を含んだ軟らかい土地が良いです)
今回は「柱状(ちゅうじょう)改良」を行います。
これは地面に柱上に補強を行います。
セメント系固化剤を混ぜて地面に混ぜ込んでいきます。
これは混合ミキサーです。
ミキサーで補強材を作ります。
これはミキサーにセメント系固化剤を入れています。
これを水と混ぜます。
写真はアースオーガーです。
先端のスクリューで地中にミキサーで混ぜた補強材を地中にねじ込んでいきます。
アースオーガーで補強材を地中に混ぜ込みます。
モニターで回転トルク値をチェックし、混ぜ込みます。
混ぜ込むことで土が脇に盛り上がってきます。
地中に柱を作り、強固な地盤を作ります。
写真が地盤改良後です。
円状に直径60cmの柱が地中に出来ました。
この上に建物が乗ります。
補強個所には建物の柱が設置するようになっています。
(つまり柱の数だけ補強箇所ができます)
補強については色々な意見があります。
やみくもにする必要はないですし、かといってしなくてもいいとも思いません。
地盤調査の結果から地盤の強さ、建つ建物、基礎の形状、を考慮し、補強をするべきと僕は考えています。
第一建築業も今日でお盆休みが終わりました、明日からもがんばりたいと思います!