今日は和室の改修工事がありました。
畳をはがすと「荒床(あらゆか)」の構造用合板があります。
湿気で「ぶわぶわ」していたので張り替えることになりました。
荒床をはがすと。。。
「根太(ねだ 縦方向に見える木材)」、「大引き(おおびき 根太と垂直方向に見える根太より太い木材)」、「束(つか 大引きをささえ、石の上に立っている木材)」が見えます。
お客さんに話を聞くと、この住宅は32年前に建てたとき、「八石山(地元の山です)」から伐採してきた材木を使って建てたそうなんです。
まさに「住宅の地産地消」です。
30年前なので、床下にコンクリートはありませんが、「根太」、「大引き」、「束」、「寝絡み(ねがらみ 束を繋いでいる板)」どれも腐食、シロアリ被害はありませんでした。
健全な床下です。
床下を確認した後は、新しい「杉板の荒床」を敷きます。
残念ながら「八石山」の杉板とはいきませんでしたが、丈夫な杉板です。
無垢材は相変わらず、いい匂いです。