今日は材料を取りに材木屋さんへ行ってきました。
いつも現場の木材はこの材木屋さんで購入しています。
写真は杉の丸太です。
この材木屋さんは丸太を購入してきて、それを割いて、住宅用の柱や胴縁などの部材を作っています。
つまり自社で製材しているのです。
実は材木にも既成品があるんですよ。
大きな機械に丸太を入れて、各住宅部材を作ります。
大量生産なので、どんな部材もそれぞれの大きさの柱や胴縁などに加工されています。
しかし、こちらの材木屋さんは、丸太を割いたら、だいたい3カ月程度、自然乾燥させます。
写真のように割いた部材をこのように乾燥させています。
乾燥収縮することを考えて、少し大きめに丸太を割きます。
その後、必要な部材に加工するんです。
また、その時も、木材には「節」があるんですが、この「節」は部材の強度を落とします。
なので、できるだけ大きな「節」が無い方がいいです。
この材木屋さんは、製材する際に、この「節」を確認して大きなものは間引くんです。
(製品として出さないんです)
ここまですることで何が違うのかというと、
例えば床の下地に「根太(ねだ)」があるんですが、大きな「節」があるとそこから「床鳴り」の原因になるです。
大量生産の場合は、大きな丸太を一気に加工するので「節」のあるなしはチェックできないんです。
手間暇かけて部材だからこそできるチェックなんです。
なかなか見れない材木屋さんの現場からでした。