昨年末に、妻の実家に泊まってくる日があったので、ちょうど、住宅の無暖房実験ができました。
今回はそれについて報告したいと思います。
↓前回の無暖房実験の記事です
測定日は2022年12月29日から12月30日にかけて実施しました。
12月29日の昼過ぎから実家に行き、12月30日の昼過ぎに帰ってきました。
その24時間で無暖房の状態での温度変化です。
↓柏崎市のアメダスでの外気温は御覧の通りです
赤線部分が該当時間です。
↓こちらは2022年12月30日です
赤線部分が該当時間です。
↓東側玄関ポーチ(屋外)のスイッチボットの外気温です
お昼過ぎに5.6度の外気温が緩やかに低下して、夜の19時頃に3度を切り、翌30日朝5時頃から一気に低下して、9時頃から1度くらいになっていました。
↓1階LDK(屋内)です
23.4度から18.6度まで下がりました。
下がり幅は4.8度です。
↓1階玄関(屋内)です
22.9度から18.6度まで下がりました。
下がり幅は4.3度です。
↓1階トイレ(屋内)です
20.9度から17.5度まで下がりました。
下がり幅は3.4度です。
↓2階トイレ(屋内)です
23.4度から19.1度まで下がりました。
下がり幅は4.3度です。
↓2階主寝室(屋内)です
23.9度から19.0度まで下がりました。
下がり幅は4.9度です。
↓パントリー床下(屋内)です
20.9度から19.4度まで下がりました。
下がり幅は1.5度です。
温度変化をまとめます。
部屋名 12月29日13時(開始) 12月30日13時(終了) 温度差
1階LDK(屋内) 23.4度 18.6度 4.8度
1階玄関(屋内) 22.9度 18.6度 4.3度
1階トイレ(屋内) 22.9度 17.5度 3.4度
2階トイレ(屋内) 23.4度 19.1度 4.3度
2階主寝室(屋内) 23.9度 19.0度 4.9度
パントリー床下(屋内) 20.9度 19.4度 1.5度
前回(2021年2月9日)と比べると、測定場所と測定開始温度は違いますが、建物自体は暖まっているため、そこまで温度が下がっていないと思います。
また、各部屋での温度差もそんなにありません。
終了時の温度で見ても、床下以外は17.5度から19.1度と部屋間の温度差も1.6度でした。
24時間換気で考えると、2時間で家全体の空気が入れ替わります。
そうすると、家の空気が12回分が入れ替わっている計算になります。
スティーベルのLWZ170は熱交換率90%で考えると、12回入れ替えると、外気温が0度として、単純計算すると
(1回目) 20.00度×0.9=18.00度
(2回目) 18.00度×0.9=16.20度
(3回目) 16.20度×0.9=14.58度
(4回目) 14.58度×0.9=13.12度
(5回目) 13.12度×0.9=11.81度
(6回目) 11.81度×0.9=10.63度
(7回目) 10.63度×0.9= 9.57度
(8回目) 9.57度×0.9= 8.61度
(9回目) 8.61度×0.9= 7.75度
(10回目) 7.75度×0,9= 6.97度
(11回目) 6.97度×0.9= 6.28度
(12回目) 6.28度×0.9= 5.65度
で室温は5.6度くらいまで下がりますが、実際は建物の熱容量(壁や床のフローリングや断熱材が熱を持っている)があるので、18度前後で収まっているのだと思います。
※この辺の知識はまだ勉強中で、詳しい人から学びたいところです
ちなみに、スイッチボット以外の普通の温度計も記録していましたので、そちらも紹介します。
↓1階LDKです(東側です)
↓1階洗面脱衣室です
↓2階子ども室です
↓2階主寝室のロフト部分です
↓こちらは三菱のエアコンの表示です
エアコンの温度センサーはかなり低いですね。。。
前回もそうでした。
今回は久しぶりの無暖房チャレンジでした。
つづく。
第一建築業