今日は家具の修理の依頼がありました。
↓こちらです。
欅(けやき)でできた、ちゃぶ台です。お施主様のお気に入りで直せないかとのことで相談がありました。
↓建具屋さんに相談に行きました。
こちらのちゃぶ台、釘やビスを使っていないタイプでした。
昔の糊の『こくそ』を使って接着してありました。『こくそ』は米粒におがくず(木の切り屑)を混ぜた糊のことです。
↓今回はダボ栓式で補修をしました。
青丸の中です。隠し釘で留めて、埋木を打ち込んで塗装で仕上げます。
↓こちらもダボ栓を打ち込みました。
↓修理が完了した欅のちゃぶ台です。
木製家具の良いところは経年変化が『魅力』になります。
既製品は最初が100点でその後は劣化していくだけですので、点数は下がっていきます。
木製家具は最初100点でも、経年変化で『あじ』が出てきて、120点にも200点にも化けていきます。
価格は高いですが、一生ものとして、活躍してくれます。次の世代にも使ってもらえますからね。
つづく。
第一建築業