今日は久しぶりの新築の現場からです。
外壁下地の工事が終わり、外壁張りに入ります。
今回の外壁は杉板を採用しました。以前から新築住宅で挑戦したかった、杉板の外壁です。
リフォーム工事や弊社『いちけん』での外壁工事でも採用しています。
↓2020年のリフォーム工事
↓2020年の弊社『いちけん』の外壁リフォーム工事
新築の場合、杉板の外壁は窯業系サイディングに比べると、費用が上がります。
また、建設地域(防火地域、準防火地域、22条地域)などの場合は木材の外壁だけでは許可が下りません。下地に石膏ボードを張る必要もあるので、大工工事、材料費が上がるので、費用の面からなかなか挑戦できませんでした。
窯業系サイディングはその材料自体が準不燃材として基準をクリアしているものなので、石膏ボード等の下地処理をしなくてよいので、効率的です。
今回は防火地域等の条件が無い土地だったので、採用できました。
今回は材木屋さんと相談して、静岡県の杉板を採用しました。材木屋さんから、静岡は雪も多くなく、そして、台風などの影響もないので、杉の素性が良いそうです。
最近は新潟県産材も出回っていますが、まだ、価格が高く(補助金等が使えます)、節抜けが多いとのことで、採用は見合わせました。
↓外壁張り工事中です。
今回は杉板の横張りにしまいた。
↓切る担当と張る担当と別れて大工さん3人で対応してもらっています。
↓横張りのメリットとしては板を重ねて張るので、雨が伝わりにくいのが特徴です。
縦張りや窯業系とは材料同士にサネ(オスとメスの継ぎ目)が付いているので、雨が伝いやすいです。
デザイン的には縦張りの方が、すっきり見えますが、今回は雨仕舞を優先しました。
↓北面が張り終わりました。
つづく。
第一建築業