今日は和室のリフォームの現場からです。
今回、リフォームに当たり、解体していたら床下で気になる部分がありました。
↓基礎の部分ですが、大きなヒビと亀裂がありました。
↓クラックは0.35mm以上ありました。
↓ヒビも問題ですが、今回は基礎が完全に破断しています。
柏崎地域は中越沖地震、中越地震を経験していますから、地震による被害があったのかもしれません。
↓ちなみに、先ほど、ヒビを確認した時に使った道具がこちらのクラックスケールです。
写真は取らなかったのですが、左側の黒い線をヒビに当てて、ヒビの大きさを確認するスケールです。
アマゾンなどでも売っていますので、ご自宅の基礎を自分でチェックする場合に有効ですよ。
お施主様に状況を報告して、工事工程を組み替えて、補修工事の段取りに入ります。
↓基礎の砂を掘って、ベース部分を出します。
↓そして、破断している部分は割れている部分を全部撤去します。
↓樹脂アンカーで既存の基礎に補強筋を刺して、立ち上がりの内側に新しい基礎を作ります。
↓コンクリートを流し込みます。
しっかり奥までコンクリートが流れ込むように、コンクリートバイブレータも用意します。
通常と同じように基礎を作ります。
↓そして、養生期間を設けます。
今回は通気口があったので、通気口の下までを補強基礎としました。
通気口の3方向を塞いでしますと、風の流れが弱くなるので、通気口の下までとしています。
↓補強基礎工事完了です。
今回の補強はこのまま放置しておくと、今後、地震等の災害が発生した時に、今までの基礎だと支えられない可能性があるので、安全を考慮して補強を行いました。
つづく。
第一建築業