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第3558回:『西山の性能向上リノベ』1月25日、26日は完成見学会です

昨年のブログ同様、見学会までに、施工途中の記事が間に合いませんでしたが、明日1月25日(土)、26日(日)は『西山性能向上リノベ』の完成見学会になります。

今回、いちけんで初めての性能向上リノベに挑戦させていただきました。

弊社の考える『性能向上リノベ』の定義としては

・耐震性能を現行法規と同等程度を目指す
新築住宅の場合は、近年は長期優良住宅の基準をクリアして、自社にて構造計算を行い、耐震等級3クリアをご提案させていただきます。
リノベーションの場合は、骨組みである、横架材や柱が基本的に決まっています。
その中で『耐震改修促進法』に基づいて、『耐震診断』を行い、『耐震改修』として、『上部構造評点1.0以上(震度6弱の地震で『一応倒壊しない』)』クリアを目指します。

・断熱性能で断熱等級6以上を目指す
毎年、異常気象による夏の温度上昇と新潟の冬の寒さに耐えれるように一定基準以上の断熱性能をクリアすること。
断熱性能は現在の基準は1から7まであり、『7』が一番性能が高いです。
今回の西山の性能向上リノベは『断熱等級6』になります。
生活のレベルで考えると、
『冬に夜の23時に暖房を切って、朝の5時に室温が10度を下回らない』性能です。

最低温度が10度というと低いと思いますが、基本的に家全体で一番寒い部屋(玄関だったり、トイレかな)が10度を下回らないことを示します。

リノベーションの場合、既存住宅は築年数が経っているので、歪みや狂いがあります。
骨組みの歪みや狂いは完全には直しきれないので、その中で建物をしっかり断熱材で包んで、暖かい家として生まれ変われるようにしました。

暖かさにこだわるのは温度差による体への負担を減らすこと。
ヒートショックの可能性を減らすことが目的です。

もちろん、この後、気密測定を行い、建物の隙間がどれだけかも確認します。

築46年でも、しっかり気密を行えば、建物内部で計画的な換気ルートが確保できます。
隙間風やコールドドラフト(窓下からの冷気)が抑えられます。
換気ルートが確保できれば、しっかり外部から新鮮な空気が入るので、室内住環境も向上します。

暮らしの質が上がるように。

性能向上リノベーションを行うことで、古くて、使われなくなった中古住宅がこれから家を求める人にとって、選択肢の一つになればいいなと思います。

国や県、市町村も中古住宅に対して、一定の性能(耐震改修や断熱改修)をクリアしてもらうために
『耐震診断(最大9万円)』、『耐震改修(最大120万円)』、『住宅省エネキャンペーン(最大200万円)』、『市町村による空き家、リフォーム補助金(今回、新潟県柏崎市は35万円)』と補助金が用意されており、物価が高騰している中で、補助金を組み合わせれば、300万円以上の補助を受けることが可能になります。

空き家の問題も解決するし、地域に人も移住や定住しやすくなります。

全国ではいろいろな工務店の方も取り組んでいますが、弊社も挑戦することができました。

まだ、予約枠はありますので、お時間がありましたら、ご来場予約お待ちしております。

昨日からエアコンの運転を始めました。

最後に、本日の夕方の温度です

 

各部屋、少し温度差はありますが、玄関から暖かさを体験できると思います。

寒い予報なので、お足元気を付けて。

日曜日はまだ、ご予約を受け付けております。

お時間が付きましたら、ご連絡ください。

つづく。

第一建築業

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