『西山の性能向上リノベ』の現場です。
↓先回はこちらをご覧ください
第3547回:『西山の性能向上リノベ』壁の耐震補強開始
↓こちらは床下部分です
昔の住宅なので、現代の住宅とは異なり、床下に土間コンクリートが打設されていません。
今回は耐震改修工事ですが、基礎については既存部分のヒビの補修は工事対象ですが、土間コンクリートを打設はしません。
※この考えについては話すと長くなるので、興味がある方は質問ください。
床下で一番建物に影響を与えるのは湿気になります。
床下の土から上がってくる湿気が床下地に悪い影響を与えます。
床下の湿気を動かすために、基礎の外周部に風窓(『かざまど』と言います)を設置して、床下に空気が入るようにしていますが、限度があります。
今回は床下の土からの湿気が上がってこないように、床下に防湿シートを敷き込みます。
国の規格である長期優良リフォームでも床下の湿気の処理は対象項目なので、今回の耐震改修でも床下の湿気を抑えるための処置として、防湿シートを敷き込みます。
↓土の上に防湿シートを張ります
束石を移動しながら、防湿シートを敷き込みます。
↓継ぎ目部分は重ねて、防水テープを張っていきます
↓基礎の中に空気を入れる風窓部分です
昔の網が錆びて破損しています。
↓新しい風穴を取り付けて、ひび割れ部分は補強します
↓続きまして、床の断熱工事に入ります
今回は床下地の大引き間断熱材を敷き込みます。
↓もう1枚
床下からの底冷えを防ぎますよ。
つづく。
第一建築業
ブログ
Blog