今日は新築の現場からです。
地盤調査の結果を踏まえて、今回は地盤改良が必要になりました。
杭の長さは7.75mでした、結構、弱かったですね。。。
ここで、費用についてですが、工事契約後に地盤調査を行いますが、
弊社の場合は事前に地盤改良屋さんに周辺地盤データを確認してもらい、地盤改良費の概算を出してもらいます。もちろん、金額の前後はありますが、工事費がまるまる追加になることはありません。
今回は周辺地盤データより予想地盤改良深さは7.5mでしたので、それより少し深かったことになります。
↓重機が搬入されました。
↓こちらはセメントです。
↓こちらはPP(ピュアパイル)パウダーです。
↓人体には害はない材料です。
※粉塵なので、マスク等の着用は必要になります。
セメントとPPパウダー(固化材)と水を混ぜてできる『セメントミルク』を地中に流し込みます。
これが硬化して杭上柱体になりますよ。
↓こちらがアースオーガーです。
このアースオーガーで掘削(くっさく)して、セメントミルクを流し込みます。
この工法は通常の地盤改良と異なります。
通常の地盤改良はセメントと地中の土を混ぜて杭を作ります。なので、建築地の土の質に影響を受けます。
このセメントミルクは土を使わずに杭を作るので、土の影響を受けないのがメリットです。
その代わり、セメントミルクは杭径が20cm(200mm)と通常の柱状改良の杭径約60cm(600mm)より小さいです。
なので、杭出し(杭の位置を出す作業)でシビアな配置確認が必要になります。
↓杭打ち込み中です。
↓こちらは試験体を作成しています。
柱状改良は現場で杭を作成するため、杭のサンプルを一緒に作りますよ。
↓地盤改良完了です。
つづく。
第一建築業