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第2553回:家づくりのコンセプト3~配置計画編(日射コントロール)~

前回から2か月以上経ってしまいました、新築現場からです。。。

 

第2510回:家づくりのコンセプト2~構造編(直下率)~

 

念のため、おさらいとしてコンセプトして掲げていたのが『安心して、夏涼しく、冬暖かく暮らせる家』でしたね。

地震や台風、大雨、そして、新潟独自の大雪と災害が増えている中で、『安心して』暮らせる部分として構造編を書いてきました。

 

今回は『夏涼しく』の部分です。

 

近年は住宅の高性能化が進んできています。断熱材を厚くすることで省エネ性能は上がってきます。

 

しかし、材料以外でも対応できる部分があります。

 

それは建物の位置です。

 

↓今回の新築予定地です。

家づくりのセオリーとしては建物は道路に平行建てることが多いです。

 

↓道路と敷地があった場合。

 

↓道路に平行に家を建てると、車の配置もうまくいきますし、短い同線で家に入れます。

もちろん、敷地は四角だけではないのですが、基本的に道路に平行に家を配置するのが敷地の無駄を減らせます。

 

↓しかし、今回新築予定地は横幅が22mととても横に広い土地でした。

 

間取りについては今後お話ししますが、住宅の高性能にするにあたり、大きい家は費用がかかります。

今回は妻にもお願いして(理解してもらって)シンプルで小さな家を計画しました。

大きさとして7.2×7.2mです。

 

敷地に対して、とても小さい家です。

 

そこで、この土地を贅沢にかつ、家の性能が発揮できるように、家の向きを道路ではなく、太陽の向き(方位)に合わせます。

つまり、家を真南に向くように配置することです。

 

弊社は今年からパッシブハウスジャパンの会員に参加させてもらっています。

その会で学んだことの1つとして太陽に素直な家にすることのメリットです。

太陽は必ず、東から登り、西に沈みます。

1年間の太陽の動きは決まっています。

そして、100年後の太陽の動きも決まっています。

今年の冬は大雪か、暖冬かはわかりません。

また、来年の夏が今年のように熱いのか、また、冷夏なのかはわかりません。

風の動きも周りの建物によって動き方が異なります。

気候はわかりませんが、太陽の動きはわかります。

なので、太陽の動きに合わせて、冬場は室内に太陽の光を入れたい、夏場は遮断することは計画できます。

 

今回はこの広い敷地を最大限に使って、真南に向く家を配置してみようと思います。

 

↓こんな感じで、道路側から見ると建物がひねって見えます。

 

↓そんなこんなで大関さんと看板設置中です。

 

↓看板設置完成です。

ブログの更新が遅くて、すでに建設中ですが、ここから多めに新築現場のブログを更新していきたいと思います。

 

ちなみに、見学会は3回(構造見学会(10月上旬)、断熱見学会(10月下旬)、完成見学会(12月))を計画しています。

興味のある方は遊びに来て下さいね。

 

つづく。

 

第一建築業

 

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