お久しぶりの『剣野町の家』の現場です。
↓先回はこちらをご覧ください
第3399回:『剣野町の家』建て方3日目&上棟式
本日は、屋根の板金工事についてです。
先回は緩衝材のシージングボードまでご紹介していました。
↓その上にアスファルトルーフィングを敷きます
防水シートですね。
↓その上から板金を張ります
板金は『上原の平屋』と同じ、ガルバリウム鋼板の”フリントグレー”です。
日射反射率が61%と高いのと、黒などの濃い色は屋根の表面温度が高温になる事から、今回グレーを選びました。
↓屋根の棟部分には黒い部材が
黒い材料は、換気部材です。
屋根の内側の通気層から自然対流で上昇した暖かい空気が抜けていく部分を作ります。
ここで、夏場は熱とともに不要な湿度も輩出していく仕組みです。
↓通気部材の上には笠木を設けます
↓横から見るとこのようになっています
木材が無い部分を空気が抜けて、黒い換気部材から外に熱風を輩出します。
黒い部材はハニカム(ハチの巣)構造になっており、しゃげこんできた雨が中に入ろうとしても、表面張力で内部の侵入を防ぐ仕組みです。
↓こちらは軒先側からのぞいた風景です
遠くに見える光が棟部分の開口部で、このトンネルを熱風が自然対流を起こして上昇していきます。
↓こちらが棟の開口部です
↓板金を巻きます
↓屋根の板金を張り終えました
↓『剣野町の家』のコンセプトはこちら
『剣野町の家』新築工事始まりました
つづく。
第一建築業